日程・会場

日程
2022年月 9月 5日(月)〜 8日(木)
会場
北海道科学大学 および オンライン会場

ロゴマーク

日本建築学会大会(北海道)AIJ HOKKAIDO 2022 ロゴマーク

大会開催校である北海道科学大学の学生から公募した大会シンボルマーク案を、三善デザイン事務所に依頼し、オリジナル案の特徴を残してリデザインしている。

デザインコンセプト
北海道科学大学 奥野柊也
マークを構成する渦巻きは、今回のテーマ「描く」を“留まることのない創造の営み”ととらえシンボル化している。太く力強い線で表されたひし形は北海道を表す。ひし形部分の碧は北海道の雄大な自然を表し、渦巻きへかけて創造の蒼へグラデーショナルに変化していく。
全国から北海道へ、また北海道から全国へ創造の渦が集まり広がる様子をイメージしデザインした。

記念行事

ロゴマーク

日本建築学会大会(北海道)AIJ HOKKAIDO 2022 ロゴマーク

大会開催校である北海道科学大学の学生から公募した大会シンボルマーク案を、三善デザイン事務所に依頼し、オリジナル案の特徴を残してリデザインしている。

デザインコンセプト
北海道科学大学 奥野柊也
マークを構成する渦巻きは、今回のテーマ「描く」を“留まることのない創造の営み”ととらえシンボル化している。太く力強い線で表されたひし形は北海道を表す。ひし形部分の碧は北海道の雄大な自然を表し、渦巻きへかけて創造の蒼へグラデーショナルに変化していく。
全国から北海道へ、また北海道から全国へ創造の渦が集まり広がる様子をイメージしデザインした。
東川小学校・地域交流センター

ご挨拶

日本建築学会会長(早稲田大学 教授) 田辺 新一 氏

田辺 新一 氏

皆様、こんにちは、日本建築学会会長の田辺新一です。2022年大会にあたり御挨拶をさせて頂きます。

日本建築学会は、建築に関する学術・技術・芸術について、その発展を図ることを目的として1886年に設立されました。会員数は約3万6千人を擁し、わが国の工学系の学会としては最も古いもののひとつです。

社会貢献を続ける学術団体として活発に活動し、我が国の建築界においてリーダーシップを発揮してきました。毎年開催される全国大会は、その最も大切な行事のひとつです。

大会の開催と併せて、開催地の会員の皆様のご尽力により、「建築」、「まちづくり」、「子ども教育」などに関わる講演、歴史や文化の発信、災害復興や地球環境に資するさまざまな情報提供など、広く社会一般に向けた多くの催しも企画されてきました。

しかしながら、長引く新型コロナウイルス感染症により、今年度も学術講演会、デザイン発表会はWEB開催になりました。梗概投稿時点の速報値ですが、発表題数は昨年と同程度の約6200題になっています。今年は講演発表と質疑討論はリアルタイムで行われる予定です。研究集会やPDのパネリストが、北海道科学大学に集い現地からのハイブリッド開催も計画されています。

今年度の大会のテーマは「描く」です。新しいコトへの挑戦・展開には、いくつもの困難を乗り超えていく必要があります。疫病、地球温暖化、災害、戦争など困難が多い世の中ですが、今こそ我々は明るい未来を描いて行動する必要があると思います。

また、昨年度の大会から梗概の投稿時にSDGsへの貢献を示して頂きました。その結果は学会のホームページにも公開されています。今年度も継続して、未来に貢献できる建築とは何かに関して皆様で議論できればと思います。

田辺 新一 氏

動画でもご覧いただけます

2022年度日本建築学会大会(北海道)
大会委員長 (北海道大学 教授) 菊地 優 氏

菊地 優 氏

2022年度日本建築学会大会の開催にあたり、大会委員長を仰せつかっております北海道大学の菊地よりご挨拶申し上げます。

2022年度大会は、会場を北海道科学大学とし、会期は2022年9月5日から8日の4日間で開催いたします。北海道支部担当の大会において北海道科学大学での開催は、初めてのこととなります。会場を快くお引き受けいただいた北海道科学大学様には、心より御礼を申し上げます。

さて、学会の大会規定によれば、大会の目的は、「建築に関する学術・技術・芸術の進歩発展を期して,会員が研究成果を自由に発表し,相互に研鑽し交流するとともに,その成果を広く一般社会に還元する」とあります。言うまでもなく、大会は建築学会の主要な行事の一つでございます。大会実行委員会では、この大会の目的を十二分に達成すべく、会員相互の研鑽の場を提供させていただくことに尽力して参りました。

大会実行委員会では、2022年3月にまん延防止等重点措置が終了したとしましても、依然、大会開催時期の新型コロナウィルス感染症の社会情勢は不透明と判断いたしました。よって、大会参加者皆様の感染防止を第一に考え、安全な大会の開催を目指し、学術講演・建築デザイン発表会の完全オンラインと研究集会の一部を対面開催というハイブリット開催の形態をとることといたしました。

コロナ禍を契機に社会活動の姿は大きく変容しました。このことを踏まえ、本大会のメインテーマであります「描く」には、会員相互の研鑽の場を提供するという大会の目的を、さまざまな困難を乗り越えても達成すべく方策を「描く」という意味が込められております。本大会は、今後の大会のあり方に関して、ひとつの方策を描いた結果でもあります。

以上を持ちまして、2022年度日本建築学会大会・大会委員長からのご挨拶に代えさせていただきます。大会への皆様のご参加を心よりお待ち申し上げております。

菊地 優 氏

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2022年度日本建築学会大会(北海道)
大会実行委員長(北海道科学大学 教授) 谷口 尚弘 氏

谷口 尚弘 氏

北海道地区での開催は9年ぶり、北海道科学大学での開催は初でありますが、旧北海道工業大学時代 1978年に開催し、それから振り返ると44年ぶりになります。

ここ北海道科学大学は、札幌市の西に位置し、手稲山と日本海に隣接し、自然を堪能できる場所にあります。ここに、建築の仲間が集い、議論と交流でにぎわう様子を思い浮かべながら大会の準備を重ねてまいりました。

しかし、昨年度に引き続き、新型コロナウイルス感染症対策の励行(れいこう)継続が見込まれること、昨年度の大会アンケートにおいて、オンライン開催・併用型開催の希望者が比較的多かったこともあり2022年度北海道大会は、学術講演会と建築デザイン発表会をZoomによるライブ開催、研究集会はパネリストらによる熱い議論を、本学会場からライブ配信するハイブリット開催、とさせていただきました。

日本建築学会大会は、多くの会員が集い、議論や情報交換する一大イベントであります。多くのみなさまを、是非とも北海道へお招きしたいと思っておりましたが、先の理由により「一部来場型」といったオープン化を、一歩進める形での開催となります。

私たちはこれまで経験したことがない「コロナ禍」の状況が2年以上も続いております。コロナウイルスは次々と変異し、2年が過ぎても収束の兆しが見えない状況です。しかしその間、情報技術などの発展によって、私たちの行動や意識が大きく変容し、建築や都市も大きな影響を受けております。昨年度の学術講演会においては、コロナ禍における生活実態の研究が発表されるなど、新たな生活創造にむけての議論も進んできております。

このようななか、日本建築学会大会も新しい展開に向けて、どのように進むべきかを考える時期にきているのではないでしょうか?

新しいコトを展開させていくためには、いくつもの困難を乗り超えていく必要があります。その困難を乗り超えるためには、今後どのようにするのかといった目標を「描く」こと、かつ、それを達成するための過程をも「描き」ながら、進めていくことが必要となります。

そこで、本大会のメインテーマを「描く」に設定させていただきました。

この「描く」を通して、今後の大会の「目標」「進め方」などについて、みなさまと一緒に考えることができればと思っております。

また、このメインテーマをもとに、地域性・場所性に関連した3つの記念行事をご用意しております。是非、大会時にご堪能いただければ幸いです。

谷口 尚弘 氏

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2000年度日本建築学会大会(北海道)
開催校理事長(北海道科学大学理事長)苫米地 司 氏

苫米地 司 氏

2022年度日本建築学会大会(北海道)の開催校として一言ご挨拶申し上げます。

伝統ある日本建築学会の大会が北海道科学大学を会場として開催されることを大変嬉しく思います。

私ごとになりますが、1976年に日本建築学会に入会し、その年に名古屋で開催された大会で緊張して研究発表をしたことが懐かしく思い出されます。その後も、毎年日本建築学会で研究発表をしていましたので、旧知の方々と札幌でお会いできることを楽しみにしておりました。しかし、コロナ禍でZoomを中心としたハイブリット開催になると伺い、残念な限りです。

ここで少し本学を紹介したいと思います。

北海道科学大学は、1967年に北海道工業大学として開学し、2014年度の大規模な学部・学科改組で北海道科学大学に名称変更して今日に至っています。

この改組に伴い、キャンパス再整備計画が2012年度から始まり、10年の年月を経て昨年度終了しています。この新しいキャンパスに建築学会の皆様をお迎えし、キャンパスの評価を頂ければと思っておりましたが、残念です。

また、建築学科は1972年に建築工学科として開設し、2022年度は50周年になります。この節目の年に、日本建築学会大会を本学で開催できることは感慨深いものがあります。建築学科は50年間、積雪寒冷地域にある大学として寒さや雪に対する教育・研究を継続し、北海道の発展に寄与しております。

この冬は全国各地で積雪深の観測記録を更新する大雪で、建築物の倒壊や交通傷害による社会基盤の麻痺などの雪害が発生しました。日本は、雪害を含めた自然災害の発生が多く、建築学会の果たす役割が極めて大きいと考えます。大会では、減災に繋がる活発な議論が展開されることを願っています。

9月5日から8日までの4日間、実りある情報交換・交流が行われますことを期待しております。コロナ禍の中、開催を可能とした大会関係者の皆様のご努力に敬意を表するとともに本大会の成功を祈念して、挨拶と致します。ありがとうございました。

苫米地 司 氏

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2023年度日本建築学会大会(近畿)大会委員長谷口 徹郎 氏

谷口 徹郎 氏

皆様こんにちは。
来年度の大会を担当する近畿支部の谷口と申します。

まず、今年度の北海道大会開催にあたり、大会委員会ならびに大会実行委員会の皆様には大変お世話になります。
建築学会大会という大きな行事のご準備に、多くの時間と労力を費やされたことと思います。
加えて、新型コロナウイルス感染症の影響により、様々な難しい問題が生じ、その対応に苦慮されたことも少なくなかったのではないでしょうか。

このような状況の下、大会を迎えられることは、大会委員会、大会実行委員会、ならびに開催校である北海道科学大学の皆様をはじめ、関係各位のご尽力のおかげであると、深く感謝申し上げます。
大会の運営においても、気の抜けない日々が続くことと思いますが、無事、閉会を迎えられることを願っております。

さて、来年度の大会は、2023年9月12日から15日の4日間、京都大学を主会場として開催されます。

より多くの方々にご参加いただけるオンライン形式を取り入れつつ、基本的には、対面形式での実施に向けて、2023年度大会実行委員会を中心に準備を進めております。

新型コロナウイルス感染症に関して、依然予断を許さない状況が続いておりますが、来年、京都で皆様にお会いできることを願っております。

最後に、今年度の北海道大会が、参加される皆様にとって、有意義なものになることを祈念いたしまして、私の挨拶とさせていただきます。

谷口 徹郎 氏

動画でもご覧いただけます

東川小学校・地域交流センター

大会での情報保障支援のご案内

視覚・聴覚・言語その他コミュニケーションに関する身体的な機能障碍者へのサービスを実施します(大会における情報保障の支援に関する内規)。

なお、本サービスは「情報保障に関する費用支援申請書」にてお申し込みください。お申込に基づき、サービス提供の内容を大会実行委員会にて検討いたします。

◎申請方法
情報保障に関する費用支援申請書に必要事項を記入し、電子メールに添付して2022年7月29日(金)15時までにお送りください。

・申請先 日本建築学会事務局 鎌田
kamata@aij.or.jp

特別記念講演会「都市・地域空間に新たな価値を生み出す」

世界中で活躍をする北海道美唄市出身の安田侃氏は、2020年度に「彫刻による魅力的な公共空間の創出」により日本建築学会文化賞を受賞された。安田氏の創作の特徴は、彫刻そのものの持つ力を周辺の空間にまで波及させ、空間と一体化した環境を造形することにある。世界中で展開される氏の彫刻を使ったアートプロジェクトは、新しくつくられた建築や都市空間だけではなく、既存の都市空間にも設置するというアートプロジェクトで、その場のポテンシャルを一気に高め、訪れる市民誰しもが共感でき、居場所となるパブリックスペースが生成される。今回は、北海道美唄市にある安田侃氏の彫刻が旧産炭地の廃校になった小学校の旧校舎や校庭、背景の自然環境に展示されるダイナミックな彫刻美術館「アルテピアッツァ美唄」から、その環境を紹介しつつ、都市や地域の空間を彫刻を配置することによって再編集し、新たな価値を「描いて」いく方法論を語っていただく

日時
9月4日(日)14:00~15:00(若干伸びる場合あり)
配信方法
安田侃彫刻美術館アルテピアッツァ
美唄からYouTubeLiveによるオンライン開催
出演者
安田侃
聞き手
小篠隆生(北海道大学)

ご視聴はこちらから

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地域からの建築・まちづくり情報発信「2018年北海道胆振東部地震から4年~それぞれの復興まちづくりをめぐるWebエクスカーション」

昨今、日本各地で大規模災害が昔に比べ多発している。いまも現状「コロナ禍」という世界的規模での災害が発生している状況である。北海道においては1993年北海道南西沖地震により奥尻町が津波による大災害にみまわれた。最近では、2018年に北海道胆振東部地震が発生したが、その災害発生から4年経過した。災害発生から同じ復旧事業を進めつつも、復興においては、自治体ごとのまちづくりの重点や、震災前からの施策により、まちづくりの方向は異なる様相を見せている。災害発生から4年たった被災地の現在の取り組みを見つめ、人口減少・農村地域における地震災害からの復興まちづくりをどのように「描いて」いこうとしているのかを、被災3自治体の関係者より生の情報をご紹介し実感していただきたい。

日時
9月8日(木)12:30~13:30(若干伸びる場合あり)
配信方法
Liveによるオンライン配信
インタビュー
宮坂尚市朗(厚真町長)
及川秀一郎(安平町長)
竹中喜之(むかわ町長)
トークゲスト
村上朋子(厚真町 住民活動団体「つむぎ」代表)
永桶憲義(安平町教育委員会事務局 教育次長)
奥野恵美子(むかわ町まちづくり委員会 元委員長)
定池祐季(東北大学)
進行
石井旭(道総研 北方建築総合研究所)

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